石田 和哉
12日の米国市場はS&P500種、ダウ工業株30種がザラ場中に史上最高値を更新、終値でも上昇する形となった。
FRBが9月にも利下げに踏み切るとの見方が強くなり、投資家による買いが優勢となった事で、市場は値を上げる展開で推移した。
一方で大手銀行の決算は振るわず、JPモルガン・チェースは1.2%、ウェルズ・ファーゴが6%、シティグループは1.8%の下落となっている。
CMEグループのフェドウオッチによると、金利先物市場が織り込む9月のFOMCまでの利下げ確率は90%超と、前日の約74%から上昇している。
(米ダウ推移) 
(Reutersより)
7月3週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
7月15日(月)
11:00 中国 4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
11:00 中国 4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
25:30 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
7月16日(火)
21:30 米国 6月小売売上高(前月比)
21:30 米国 6月小売売上高(除自動車)(前月比)
7月17日(水)
18:00 ユーロ 6月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
18:00 ユーロ 6月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
7月18日(木)
21:15 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:45 ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
7月19日(金)
08:30 日本 6月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
08:30 日本 6月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
08:30 日本 6月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
日米市場
日本市場は先週史上最高値を更新する展開となったが、12日には1,000円を超える下げ幅を記録するなど、高値探りの展開となっている。
日本市場は6月24日から7月11日にかけて38,804円から42,224円と、3,000円超の上昇となっていたが、7月12日の1,033円安で調整入りとなっている。
米国市場が堅調に推移したことから、3連休明けの火曜日以降に再度堅調に推移する可能性もあるが、月曜の米国市場の推移次第では調整が長引く可能性もありそうだ。
(日経平均推移)
(Reutersより)
欧州市場
英国・欧州市場共に続伸となった。
英国市場は3日連続の続伸となっている。
米6月PPIは市場予想を若干上回る程度になったが、FRBが9月に利下げを開始するのでは?という観測によって投資家心理が改善、買い優勢となる展開となっている。
英国では決算シーズンが始まっており、企業決算の行方と新政権誕生後に発表される英国CPIへの注目が集まっている。
欧州市場も同様に、米国での利下げ観測による投資家心理の改善に加えて、企業決算が好調である事などを受けての上昇となっている。
バンク・オブ・アメリカ・グローバル・リサーチのストラテジストは、足元では堅調な業績を背景に株に割安感が出やすいとした上で「金融引き締めによる悪影響が遅れて出ることや、米国の財政出動による下支え効果が薄れてくることから、世界経済の成長が鈍化する影響を受けるだろう」と述べた。
(英FTSE推移)
(Reutersより)
今週の為替(NZD/USD)

NZD/USD4時間足について解説する。
NZD/USD4時間足上では、2つのレンジが直近の上昇トレンドの戻り部分で意識されるなど面白い形となっている。
1つ目のレンジを抜けた部分が38.2%、2つ目のレンジの下限が50%となっており、上昇トレンドで形成された高値安値の節目を意識しながらの下降となっている。
再度下抜けとなった場合、61.8%が意識されることとなり、61.8%部分でもう1つレンジに近いもの、下げ・上げ・戻りといった形と形成する事になりそうだ。
