石田 和哉
2日の米国市場は大幅続落の展開となった。
同日発表された米雇用統計の非農業部門雇用者数は前月比11万4000人増で、市場予想を大幅に下回り、失業率は4.3%と3年ぶりの高水準となるなど、経済後退懸念が急浮している。
今までの市場は経済後退の兆候を示す経済指標が出ても利下げ期待という名の元に市場は値を上げる展開となっていたが、悪材料として捉えられる本来の形となっている。
ビレールのポートフォリオマネジャー、ラマー・ビレール氏は「悪い経済ニュースが良い材料ではなく悪材料と受け取られる、ある意味合理的な局面に正式に突入したようだ」と指摘する。
(米ダウ推移) 
(bloombergより)
8月2週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
8月5日(月)
23:00 米国 7月ISM非製造業景況指数(総合)
8月6日(火)
13:30 豪国 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
日米市場
日本市場は歴史に名を残す下落となった。
日経平均は前日比‐2216.63円 実に5.8%の下落となっており、意識はされないだろうと思われていた200日移動平均、1年移動平均をも意識する急激なトレンド展開となっている。
1987年のブラックマンデー以来の下落、史上2番目となる下落幅となった日本市場だが頼みの綱の米国市場が週末700ドルを超える下落に加え、今までであれば利下げの為の好材料としてとらえられていた経済状況の停滞が悪材料として意識されるなど、投資家心理は急激に悪化している。
年内に40,000円を戻すことはかなり難しくなっており、ここからの展開は上値の重い形となりそうだ。
日米共に経済指標も大きな内容が少ないため先週の流れを受けそうである。ドル円についても145円台を意識する展開になっており、急速な調整に入っている。
(日経平均推移)
(bloombergより)
欧州市場
英国・欧州市場共に値を下げる展開となった。
両市場ともにリスク回避の動きとなっている。
軟調な米国経済指標を受けた株価の大幅安を受け、売りが優勢となった。
市場ではリスクを回避するための売りが多くなり、欧州市場は3か月ぶりの安値に英国市場は2022年9月依頼の下げ幅と米国市場の動きが世界各国へ影響が広がっている。
7月の米雇用統計では雇用者数の伸びが大幅に低下し、失業率は約3年ぶりの高水準となる4.3%に上昇。
労働市場の悪化や景気後退への懸念が高まり、市場ではFRBが9月に25bpを超える利下げを決めるとの見方が強まった。
(FTSE100推移)
(bloombergより)
今週の為替(AUD/USD)

AUD/USD4時間足について解説したいと思う。
AUD/USD4時間足は特に波動論的な波を形成せずに下降となっている。
下位の時間足でみた場合には波の形成もなされていると思われるが、4時間足上では少なくとも波の形成は見られない。
大きく勢いをつけ、戻りも見え難い状態での下降からのレンジ相場、もみ合いとなっておりここからの戻りを試した場合、トレンド高安の38.2%の0.66000付近、50%の0.66380付近が意識される形となりそうだ。
