石田 和哉
13日の米国市場は今週開催されるFOMCでの利下げ幅拡大の可能性が材料となり投資家心理は改善、小型株を中心に値を上げる展開となった。
市場が織り込んでいる、利下げ幅は50bpであり、25pbとされていた利下げの可能性が大幅に上昇したことが材料視されているようだ。
グレンミード(フィラデルフィア)の投資戦略・調査主任、ジェイソン・プライド氏は、この日の上昇は、おそらくダドリー前NY連銀総裁の発言に関連していると述べた。
為替市場も対円で9か月ぶりの安値を付けており、ジェフリーズの外為担当グローバル責任者ブラッド・ベクテル氏は、物価指標を受け0.25%ポイントの幅での利下げが決定されるとの観測が強まっていたが、メディア報道により0.50%ポイントの利下げの可能性が高まったと指摘。
「0.25%ポイントの利下げ観測に基づいていたポジションが解消されている」と述べた。
(米ダウ推移) 
(Reutersより)
9月3週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
9月17日(火)
21:30 米国 8月小売売上高(前月比)
21:30 米国 8月小売売上高(除自動車)(前月比)
9月18日(水)
18:00 ユーロ 8月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
18:00 ユーロ 8月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
27:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
27:30 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
9月19日(木)
20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:00 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
9月20日(金)
--:-- 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
08:30 日本 8月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
08:30 日本 8月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
08:30 日本 8月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
15:30 日本 植田和男日銀総裁、定例記者会見
日米市場
日本市場は245日移動平均線(1年)を挟んでの推移となっており、200日移動平均を抜けて上昇に転じる事が出来るのかどうかとなっている。
上値時は120日移動平均が頭を押さえる形となっており、ここからの展開がどの様に推移するのか?注目となっている。
245日移動平均を下回る様であれば年内の上昇は難しくなることから、好調に転じつつある米国市場の動きを受けた上昇を期待したいところだ。
ただ、ドル/円が140円台にまで円高に振れたことが企業の業績にどのような影響を及ぼしてくるのか次第では120移動平均線の上値は更に重くのしかかる形となりそうだ。
(日経平均推移)
(TradingViewより)
欧州市場
欧州・英国市場はFRBによる利下げ拡大報道を受けて続伸となった。
今週開催されるFOMCによる利下げ幅が0.25%から0.50%になるのではないのかとマスメディアで報道が行われたことで投資家心理が改善。
欧州市場でテクノロジー、不動産、資源株が上昇、英国では貴金属株の買いが市場を牽引する形となり、欧州英国市場共に値を上げる展開となっている。
とはいえ、0.25%、0.50%のどちらになるのか?は予断を夜さない状況となっており米国FOMCの結果に投資家は一喜一憂する事になりそうだ。
(STOXX欧州600推移)
(Reutersより)
今週の為替(CAD/CHF)

CAD/CHF時間足について解説したいと思う。
4時間足のチャートに日足上で形成されているレンジ(暫定)を赤枠で掲載しているが、4時間足での直近の下降トレンドの高安値の23.6%、38.2%、50%が意識されたレンジが形成されていることが見て取れる。
23.6%の0.61900付近を下抜ける様であれば、下降トレンド安値の0.60600付近までの下落50%を意識した高値0.63800付近を抜ける様であれば61.8%を意識した0.64150付近までの上昇が直近の動きとして考えられる。
下抜き、上抜きどちらであっても1つ上の足、日足上ではある程度の値幅余地が見えており下抜きで0.61900を更に下回る様であれば0.60600~0.61000も視野に入りそうだ。
上抜きの場合には同様に0.64150を抜ければ0.64500を意識する形となりそうだ。
