石田 和哉
米労務省が発表した9月の雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比25.4万人増と予想の14万人を大幅に上回った事、過去6か月間で最大の伸びとなった事などを受け、4日の米国市場は強い雇用統計が景気低迷を巡る懸念を緩和する形となり、市場は最高値を更新する形となった。
スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフ市場エコノミスト、ピーター・カーディロ氏はこのデータは「第4・四半期の経済活動が引き続き堅調なペースを維持する可能性が高いことを示している」と指摘。「これはうれしいサプライズだが今後の利下げペースが鈍化する可能性も示唆する」と述べた。
市場はFOMCで0.5%の利下げが行われるとの見方が後退しており、11月に行われるFOMCを前に様々憶測の飛び交う不安定な相場となる可能性もありそうだ。
(米ダウ推移) 
(Reutersより)
10月1週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
10月9日(水)
27:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
10月10日(木)
21:30 米国 9月消費者物価指数(CPI)(前月比)
21:30 米国 9月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
21:30 米国 9月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
21:30 米国 9月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
10月11日(金)
21:30 カナダ 9月新規雇用者数
21:30 カナダ 9月失業率
日米市場
日本市場は石破ショックの影響の色濃く残る展開となっている。
先週末に行った石破ショックによる日経平均CME、夜間取引で2,400円を超える下落は翌週月曜日に1,900円超の下落となったが、その後は値を戻すわけでもなく、夜間取引で値を下げて寄り付きからの動意は薄いという難しい相場展開を引き起こした。
方向感の定まらない状況が続いており、好調な展開となっている米国市場と足並みを揃える事が出来ない、難しい展開となっている。
(日経平均推移)
(TradingViewより)
欧州市場
欧州市場は反発、英国市場はまちまちの展開に。
欧州市場は堅調な米雇用統計を受け、米経済を巡る懸念が和らいだ形となり値を上げる形となっている。
とはいえ、中東情勢の緊迫化、紛争の広がりを受けたリスク回避姿勢は続いており、STOXX欧州600は週間で1.8%の下落となっている。
英国市場は値を下げる場面もあったが、米国雇用統計の結果を受けて持ち直しまちまちの展開となっている。
英・欧共に中東情勢の緊迫化への懸念による週間ベースでの下落となっており、今後の中東情勢の緊迫化による原油価格への影響、難民問題や移民問題など様々な問題が発生する事は間違いなく、方向性の見えにくい状況は暫く続くと思われる。
(STOXX欧州600種推移)
(Reutersより)
今週の為替(USD/CAD)

USD/CAD 4時間足について解説したいと思う。
USD/CAD4時間足上ではレンジ相場での推移が見て取れる。
赤枠で囲んだ部分での推移が10月28日より継続しており、高値1.36500、安値1.34180を抜けてくるのかどうかとなっている。
一方で上記高値・安値が上値抵抗線、下値支持線として指揮されていることもあり、逆張りを仕掛ける方法もありそうだ。
何度もレンジは意識されない場合もあるので、次の1.36500、1.34180での逆張りがレンジ内でのトレードチャンスの最初で最後となる可能性もある。
ダブルトップは次の高値で形成の可能性だが、ダブルボトムは既に形成したとの見方も出来下値接触での逆張りには十分注意をしてトレードに挑みたいところだ。
