石田 和哉
11日の米国市場は大手銀行の堅調ともいえる決算を追い風に、JPモルガンやウェルズ・ファーゴなどがアナリストの予想を上回る形となった事で買いが入る展開となっている。
加えて、発表された9月卸売物価指数、ミシガン大消費者信頼感指数の数字を受けFRBによる利下げの実施の可能性が高まり、市場は買い優勢となる状況となっている。
UBSアセット・マネジメントのエヴァン・ブラウン氏は、金融機関の好調は経済のソフトランディングの兆候を示唆していると指摘。「これは経済全体にとって前向きな兆候で、今後数週間に発表される他の業界の業績にとり良い前兆となる」と述べるなどした。
(米ダウ推移) 
(Reutersより)
10月3週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
10月17日(木)
18:00 ユーロ 9月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
18:00 ユーロ 9月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
21:15 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:30 米国 9月小売売上高(前月比)
21:30 米国 9月小売売上高(除自動車)(前月比)
21:45 ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
10月18日(金)
08:30 日本 9月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
08:30 日本 9月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
08:30 日本 9月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
11:00 中国 7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
11:00 中国 7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
日米市場
日本市場は石破ショックから一転、日経平均40,000円を意識する展開となっている。節目となる40,000円を意識する部分で上値を抑えられる格好とはなっているが、夜間取引では39,773円で推移するなど40,000円を間近に控えている状況だ。
円安がどこまで持続するのか、それによる株高が持続となるのか?となっており、日経平均は40,000円を超えた後にどこまでその価格を維持する事が出来るのか、40,000円が下値抵抗線に転嫁できるのかどうかとなっている。
米国市場は11月の利下げの数字に右往左往しているものの、好調を維持し続けており日本市場も追従する事ができるのかどうか?となっている。
(日経平均推移)
(TradingViewより)
欧州市場
欧州・英国市場共に反発となっている。
欧州市場は中国の景気刺激策に期待という思惑が強くなり、買い優勢となって週を終える形となった。
中東情勢の緊迫化という不安定要素、ウクライナ紛争という問題を常にはらんだ状態ではあるが、企業決算やECB理事会などへの期待もあり値を上げる展開で推移している。
英国市場は同様に値を上げる展開となっているものの、週間では値を下げる展開に。
中国の景気刺激策に期待をした欧州とは裏腹に、その中国の景気刺激策の具体的な内容が発表されなかったことから投資家の失望を呼び、週間では2週連続の下落となっている。
(英国FTSE100推移)

(Reutersより)
今週の為替(USD/CHF)

USD/CHFの4時間足について解説したい。
4時間足上では長いレンジ相場を上抜けたが、そこから再度のレンジで推移しつつあるという状況が見て取れる。
8月26日から10月4日まで続いた0.83770~0.85500でのレンジ0.85500を上抜ける形で推移し、上抜けた後は再度のレンジ、0.85290~0.86180での推移となっている。
レンジを抜けた事で0.85290~0.85500が下値支持線に転嫁しており、下値支持線を抜ける様であれば再度、前に推移していたレンジに入る形となる。
レンジ抜けがこのまま続くようであればダウ理論の高値切り上げ、波動論でいう推進波の形成と高値の0.86180を切り上げていく形となる。
トレード個所としては0.86180抜けでの上昇トレンド、0.85290抜けでの下段のレンジ入りの下降トレンドでのトレードが考えられそうだ。
