石田 和哉
米国市場はS&P500種とダウ工業株30種が過去最高値を更新する展開となっている。
米国ではブラックフライデー、クリスマス商戦へと続く小売業最大の消費シーズンへと突入したことから投資家はブラックフライデーでの消費者の動きを注視している。
ベアードの投資ストラテジスト、ロス・メイフィールド氏は「小売業は多くの輸入を行っているため、トランプ氏の関税案を巡って攻防戦対象の業界の一つとなる」としながらも、「今のところは、ブラックフライデーとサイバーマンデーのセールに向けてかなり堅調に推移している」と述べた。
(米ダウ推移) 
(Reutersより)
12月第1週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
12月2日(月)
24:00 米国 11月ISM製造業景況指数
12月4日(水)
22:15 米国 11月ADP雇用統計(前月比)
24:00 米国 11月ISM非製造業景況指数(総合)
27:45 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
12月6日(金)
19:00 ユーロ 7-9月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前期比)
19:00 ユーロ 7-9月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前年同期比)
22:30 米国 11月非農業部門雇用者数変化(前月比)
22:30 米国 11月失業率
22:30 米国 11月平均時給(前月比)
22:30 米国 11月平均時給(前年同月比)
22:30 カナダ 11月新規雇用者数
22:30 カナダ 11月失業率
日米市場
日本市場は日経平均38,208.03円と苦しい状況が続いている。
底打ち期待、隣の芝はとは言わないが、米国市場が史上最高値を更新し続けている中での続落でもあり、割安感も徐々に強くなってきているが、為替が円高方向に推移している事が重石とも追い風ともなるジレンマとなっており、年末に向けて難しい舵取りとなりそうだ。
円高が進む中で日米の金利差は縮小傾向にあり、18~19日の米FOMCなどに注目と期待が集まっている。
また、4日にはパウエル議長がNew Yorks Timesのイベントで登壇する予定となっておりそちらの動向にも注目が集まりそうだ。
(日経平均推移)
(Reutersより)
欧州市場
欧州市場は続伸、英国市場は横ばいの展開となっている。
欧州市場はハイテク株が市場を支える形となり、週間ベースで上昇での展開となっている。
2024年の年末に向けて好調な展開と言いたいところだが、トランプ次期政権による関税措置の可能性に加えて、フランスで懸念されている政局の混乱が懸念材料として意識されており、年度末に向けても不安定要素を多く含んだ市場展開が続きそうだ。
英国市場はほぼ横ばいの展開となったものの、ジョージアにて政権与党がEU加盟交渉を停止、EUからの資金援助の拒否、親露への転換表明を受けた事で銀行株の下落など外部環境の不確定要素が欧州市場同様に懸念されている。
(FTSE100 推移)
(Reutersより)
今週の為替(GBP/JPY)

GBP/JPYについて解説したい。
1時間足上では比較的長期間の下降トレンドと11月20日から付けた下降トレンドにて波動論上の推進波1-5波を付けたと思われ、現在は調整波aの形成途中と考えられる。
比較的短期でのトレードを行う場合にはa-b波で形成される高値を抜けた部分での買い、b-c波で形成される安値を抜けた部分での売りをベースに考えていきたいところとなっている。
前項に記載したものはGBP/JPYの日足なっている。
日足で見た場合には波動論上の推進波1-5波、5波の形成中となっており、4波の安値を付けてらの戻り(5波形成)となった場合には、1時間足、4時間足では長期トレンドでの上昇トレンドが発生する可能性が出てきている。
上位時間足のトレンド方向に沿ってトレードを行うのがセオリーなっている事から日足での5波の確認が取れれば、下位時間足での転換でトレンドの波に乗っていく形がよさそうだ。
その場合、1時間足、4時間足も調整波からの推進波に転換が行われる可能性がある。
