石田 和哉
19日の米国市場はFOMCにてFRBが利下げを実施したこと、今後の金融緩和への期待が膨らんだことから堅調な展開となって週を終えている。
S&P500とナスダック総合は3週連続で値を上げており、米国市場は好調な展開が続いている。
18日に発表された新規失業保険申請件数も減少となっており、市場が好調な展開となる材料はそろっており、米中間での貿易協定の進捗もTikTok米事業の売却を中国政府が容認したとの報道も出ており、貿易協定締結に向けて一歩前進したことが市場にとって好感されるのかどうか週明けの米国市場に注目となっている。
(米ダウ推移) 
(Reutersより)
9月4週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
9月24日(水)
23:00 米国 8月新築住宅販売件数(年率換算件数)
23:00 米国 8月新築住宅販売件数(前月比)
9月25日(木)
08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
21:30 米国 4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率)
9月26日(金)
21:30 米国 8月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
21:30 米国 8月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
21:30 米国 8月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
日本市場
日本市場は45,045.81円で週を終えており、週間では+242.51円となっている。
日本市場は節目として意識されていた45,000円を終値で上回る展開となっており、45,000円を付けたことから一端の調整となる可能性も見て取れる状況となっている。
日銀によるETFの売却が発表されたことから一時は800円近い下落となった市場だが売却のスピードが緩やかである事などから買いも入り、市場は落ち着きを取り戻している。
金融緩和措置の一環として日銀が行ってきたETFの大量購入から一転の売却だが、売却が終了するまでに100年かかると植田日銀総裁が発言するなど、売却のスピードと規模は非常に小さく、週明けの市場では安心からの買いが入る可能性がある。
問題は45,000円到達による利益確定などが発生して調整に入るタイミングであり、近々起こるであろう事は間違いないだろうが、いつどこでなのかが今一つはっきりとしない相場展開となりそうだ。
(日経平均推移)
(Reutersより)
欧州市場
欧州・英国市場共に値を下げる形で週を終えた。
週間ベースでは欧州STOXX600は0.13%安、英FTSE100種は0.72%安となっており、米FRBによる利下げが行われた事は市場にとってプラスに働いたものの、英国では公的部門借り入れが政府予想を大幅に上回った事で増税や予算案を巡る問題などを心理的な圧迫要因となった。
欧州市場は英国同様、欧州諸国の高水準の公的債務が重石となる形となり、市場心理を悪化させる形となった。
FRBによる利下げが実施されたものの、市場の反応は限定的となっており、実体経済、政府債務など足元の経済状況に欧州・英国市場は目を向ける時が来ているのかもしれない。
(STOXX欧州600推移)
(Reutersより)
今週の為替(AUD/JPY)

AUD/JPY4時間足について解説したいと思う。
AUD/JPY4時間足上では上昇トレンドが終息し次のトレンドの形成、調整局面への移行を見て取ることができる。
推進波1-5波はすでに終了しており、現在は調整波のa波を形成中となっている。
推進波5波と調整波a波で形成された高値は98.42となっている。
A波がどの位置まで下落するのか、b波へと続く反発とa波の拡大を見極める部分となっている。
一目均衡の雲の下に現在の価格が位置していることから、下降トレンドへの転換の可能性もあり戻り売りの発生(b波)の後に下降トレンド形成でc波~と続く可能性が高そうだ。
