石田 和哉
20日の米国市場は上昇して週を終える形となった。
20日に発表された米個人支出価格指数やFRB当局者による発言など、利下げに対する懸念が軽減されたこと、心理状態が改善されたことから市場は上昇となった。
11月個人消費支出は前年費2.4%の上昇と、先月の2.3%から数字は伸びている。
先月10月の0.2%増と比較すると鈍化する形となり、変動の大きい食品とエネルギーを除く基調インフレも低調な伸びとなっている。
FRBの当局者の発言もあり、金利の引き下げに関してタカ派的な利下げが行われないのではとの憶測も出ており、米国市場は乱高下する中で利下げを巡る動きに一喜一憂と言った所となっている。
(米ダウ推移) 
(Reutersより)
12月第4週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
12月23日(月)
16:00 英国 7-9月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
16:00 英国 7-9月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
22:30 カナダ 10月月次国内総生産(GDP)(前月比)
22:30 カナダ 10月月次国内総生産(GDP)(前年同月比)
24:00 米国 11月新築住宅販売件数(年率換算件数)
24:00 米国 11月新築住宅販売件数(前月比)
12月24日(火)
08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
日米市場
日本市場は終値38,701.90円と今週に入り849円安、12月12日の高値39,849円から1,148円安での推移となっている。
米国市場が大きく値を崩す展開となった事から日本市場も値を崩す、6日連続の続落となっており、米PCE価格指数に望みをかけていたが、数字的には弱く、利下げ観測、FRB当局者発言などでかろうじて値を上げた米国市場を見る限り、週明けの展開も期待はできそうにない。
年度末に向けてご祝儀相場となるのか、下駄をはいた形で1年を締めくくることができるのか注目していきたい所だ。
(日経平均推移)
(Reutersより)
欧州市場
欧州市場は続落、英国市場はまちまちの展開。
欧州市場はデンマークの大手製薬会社ノボノルディスクが次世代新薬「カグリセマ」の減量効果が予想に届かず株価は大幅安となり、ヘルスケア株が市場を大きく下げSTOXX欧州600は1週間で2.76%の下落となった。
英国市場はまちまちの展開となっている。
週間では2.6%の下落と欧州市場同様の弱い展開となっており、米政府機関の閉鎖が懸念材料として上値を抑える要因となっている。
米政府機関の閉鎖問題については、つなぎ予算案が可決され3月までの閉鎖の可能性は回避されたものの、来年3月以降は同様の問題で市場は右往左往することは間違いだろう。
(FTSE100 推移)
(Reutersより)
今週の為替(EUR/CAD)
(EUR/CAD4時間足)
EUR/CADについて解説したい。
EUR/CADの4時間足上では推進波1-5波の後の調整波a-b波、現在はb波の形成途中となっており、直近の上昇トレンドで形成された推進波5波と調整波aで形成された高値1.50600を下回る価格で調整波bが止まれば、ダウ理論でいう切り下げ、グランビルの法則でいう、売りの2となり、下降となり調整波cの形成となる可能性がある。
その場合には調整波a-bで形成された安値での売り目線、グランビルの法則に従うのであれば、b波が失速した部分で売り目線となる。
下降に転じた場合には、直近の上昇トレンドで形成され高安値の38.2%、50%を目途に利益を得ることができそうだ。
(EUR/CAD15分足)
EUR/CAD15分足、4時間足の下位の時間足で見ても推進波1‐5波形成後の調整波a波の形成となっており、ここからa波の完成、b波で推進波5波、調整波a波で形成された高値を下まわる形でb波が形成されればダウ理論、グランビルの法則での売り、下降となりa-b波で形成される安値を抜ける形で売り目線となり下降トレンドと言う4時間足と同じ流れが発生する部分となっている。
15分足上では図に示した推進波1-5波が4時間足上でのb波となっており、15分足でトレードを行う際には4時間足の流れを確認して上位足の方向に沿ってトレードを行う様にすれば安定したトレードも実現できるだろう。
