石田 和哉
10日の米国市場は、12月の米国雇用統計が市場予想以上の好調な水準であった事があだとなり、インフレ懸念が台頭。
それによりFRBによる利下げが慎重に行われる、頻度が下がるのではないのかとの見方が強まり値を下げる展開となった。
12月の雇用統計は非農業部門雇用者数が25.5万増と市場予想の16万人を大幅に上回り、失業率も4.1%と11月の4.2%から改善しており、経済的には良い数字であったのだが、利下げ是非とインフレ懸念と言う部分が市場参加者の心理的な重石となったようだ。
(米ダウ推移) 
(Reutersより)
1月第2週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
1月15日(水)
22:30 米国 12月消費者物価指数(CPI)(前月比)
22:30 米国 12月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
22:30 米国 12月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
22:30 米国 12月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
1月16日(木)
16:00 英国 11月月次国内総生産(GDP)(前月比)
21:30 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
22:30 米国 12月小売売上高(前月比)
22:30 米国 12月小売売上高(除自動車)(前月比)
1月17日(金)
11:00 中国 10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
11:00 中国 10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
19:00 ユーロ 12月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
19:00 ユーロ 12月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
日米市場
日本市場は大発会で39,307円を付けた後、1月7日にあっけなく4万円台を超えたと思われたが、わずか1日で陥落。
1月8日には39,981円、9日39,605円、10日39,190円と急速に勢いを失っている。
15日米消費者物価指数、16日米小売売上高などの米国重要経済指標、23~24日の日銀の金融政策決定会合への期待と関心が高まっている。
14日には日銀副総裁永見氏が神奈川県金融懇談会に出席後に記者会見を行う予定であり、日銀政策決定会合を前にその発言に注目となっている。
(日経平均推移)
(Reutersより)
欧州市場
欧州市場、英国市場共に値を下げる展開となった。
欧州・英国市場共に米国雇用統計の好調な数字がインフレ懸念、利下げの慎重な姿勢へと変化するのでは?という見方が強くなり、市場は値を下げる形となっている。
STOXX欧州600は週間で0.65%高、英国市場は0.3%高で推移している。
英国市場は英国中型株で構成されるFTSE250指数は週間で4.16%と大幅に値を下げている。
(FTSE250種推移)
(Reutersより)
今週の為替(AUD/NZD)

(AUD/NZD 4時間足)
AUD/NZDの解説を行っていく。
AUD/NZDはエリオット波動の推進波1‐5波が終わり、調整波a-bの形成後のc波となっている。
c波の形成完了後はそのまま下降トレンドとなるのであれば、調整波a-b波で形成された安値(図中の青線)を下抜け、ダウ理論上の下値の切り下げが起これば、下値抵抗線として意識されていたa-b波の安値が上値抵抗線へと変化し、下向きの推進波1‐5波の形成となる。
c波形成完了後に値を戻し、ダウ理論上の切り上げが行われれば上昇トレンドとなり、推進波1-5波で形成された高値、上値抵抗線を切り上げる事でダウ理論の切り上げと同時に上値抵抗線が下値支持線へ転嫁する。
上下どちらの方向であっても売買チャンスは目前であるが、切り上げの確認を確り行い、上値下値を抜けてからの売買を心掛けたい。
