石田 和哉
米国市場はトランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談が決裂したとの報道を受けて一時は値を下げる形となったが、ハイテク株が市場を牽引し値を上げる形で週を終える形となった。
ウクライナの鉱物資源の権益に関する合意文章の締結が激しい言葉の応酬によってご破算となっており、米国がウクライナに対して態度を硬化させ、支援の早期終了となった場合、欧州での新たな緊張状態の発生も可能性として考えられることから、ウクライナ・米国両方の歩み寄りに注目をしたいところとなっている。
50パーク・インベストメンツの最高経営責任者アダム・サルハン氏は「ニュースを生で見た人は、かなり心配になっただろう。市場は一旦売られたが、その後冷静になった。ゼレンスキー氏は取引に応じるか応じないかのどちらかだ」と指摘するなどしている。
(米ダウ推移) 
(Reutersより)
3月第1週の注目ポイント(経済指標)
時間表記:日本時間
3月3日(月)
19:00 ユーロ 2月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
19:00 ユーロ 2月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)
24:00 米国 2月ISM製造業景況指数
3月5日(水)
22:15 米国 2月ADP雇用統計(前月比)
24:00 米国 2月ISM非製造業景況指数(総合)
3月6日(木)
22:15 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)政策金利
22:45 ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
3月7日(金)
19:00 ユーロ 10-12月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前期比)
19:00 ユーロ 10-12月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前年同期比)
22:30 米国 2月非農業部門雇用者数変化(前月比)
22:30 米国 2月失業率
22:30 米国 2月平均時給(前月比)
22:30 米国 2月平均時給(前年同月比)
日米市場
日本市場は日経平均37155.5円で週を終えている。
想定していない速度での下落が発生しており、市場がどこまで下支えできるのか?38,000円台を下まわった事で次に意識される安値36,000円までに下げ止まることができるのか?に注目となっている。
昨年の大幅下落時も相場が落ち着くまで時間が掛かった事から、ある程度、値を下げる形となってしまうと日経平均40,000円へ再び値を上げるのに長期間必要となるだろう。
(日経平均推移)
(Reutersより)
欧州市場
欧州市場は週間で10週連続の上昇、英国市場はほぼ横ばいとなった。
欧州市場はトランプ大統領による関税措置が重石となっており、週間では10週連続で値を上げる展開となっているが、上げ幅は0.6%高と上値の重い展開が続いている。
欧州からの輸入品に対する25%の関税措置を行うとされるトランプ大統領だが、更なる貿易摩擦による世界経済への影響などへの懸念がどのように市場に反映されるのか、注目となっている。
英国市場はFTSE100種が続伸となり、最高値を更新、トランプ大統領による関税措置の回避の可能性も示唆されるなど米国からの優遇ともとれる政策がどのような形で表れてくるのか、現在は好調な欧州市場と合わせて注目していきたいところなっている。
(STOXX欧州600推移)
(Reutersより)
今週の為替
USD/JPY
USD/JPYを解説していきたい。
USD/JPY4時間足では下降トレンドが終わり、そこから転換の可能性が示唆される部分となっている。
前回の転換は下降からレンジ・上昇への転嫁することが出来ずに再度の下落となっている事から、今回の転換も再度の下落となる可能性も考慮に入れて上下どちらでもトレードの出来る形を準備しておきたい。
上昇可能性もあるので、日足での推移で方向性を確認していきたいところだ。
